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[二級ボイラー技士]-[構造]-[平成25前期] 実施問題

問01

ボイラーの水循環について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)水循環が良いと熱が水に十分に伝わり、伝熱面温度は水温に近い温度に保たれる。
  • (2)丸ボイラーは、伝熱面の多くが水部中に設けられ、水の対流が容易なので、特別な水循環の系路を要しない。
  • (3)水管ボイラーは、水循環を良くするために、水と気泡の混合体が上昇する管と、水が下降する管を区別して設けているものが多い。
  • (4)水管ボイラーは、高圧になるほど蒸気と水との密度差が大きくなり、水の循環力が増す。
  • (5)水循環が不良になると気泡が停滞したりして、伝熱面の焼損、膨出などの原因となる。

[解答]

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問02

ボイラーの燃焼室及び燃焼装置について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)燃焼室は、燃料を燃焼し熱を発生する部分で、火炉ともいわれる。
  • (2)燃焼装置は、燃料の種類によって異なり、液体燃料及び気体燃料にはバーナが、一般固体燃料及び微粉炭には火格子が用いられる。
  • (3)燃焼室は、供給された燃料を速やかに着火、燃焼させ、発生する可燃ガスと空気との混合接触を良好にして完全燃焼を行わせる部分である。
  • (4)燃焼室は、加圧燃焼方式の場合は気密構造になっている。
  • (5)燃焼室に直面して火炎などからの熱を水や蒸気に伝える伝熱面は、放射伝熱面といわれる。

[解答]

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問03

丸ボイラーと比較した水管ボイラーの特徴として、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)構造上、低圧小容量用から高圧大容量用に適する。
  • (2)燃焼室を自由な大きさに作れるので、種々の燃料及び燃焼方式に適応できる。
  • (3)伝熱面積当たりの保有水量が小さいので、起動から所要蒸気発生までの時間が短い。
  • (4)負荷変動による圧力変動及び水位変動が小さい。
  • (5)給水及びボイラー水の処理に注意を要し、高圧ボイラーでは厳密な水管理を行う必要がある。

[解答]

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問04

暖房用鋳鉄製蒸気ボイラーにハートフォード式連結法により返り管を取り付ける目的は、次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)蒸気圧力の異常な昇圧を防止する。
  • (2)湿り飽和蒸気を乾き蒸気にする。
  • (3)不純物のボイラーへの混入を防止する。
  • (4)低水位事故を防止する。
  • (5)燃焼効率を向上させる。

[解答]

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問05

ボイラー各部の構造及び強さについて、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)胴板には、内部の圧力によって周方向及び軸方向に引張応力が発生する。
  • (2)胴板の周継手の強さは、長手継手に求められる強さの1/2以上とする。
  • (3)楕円形のマンホールを胴に設ける場合には、長径部を胴の軸方向に配する。
  • (4)ガセットステーを取り付ける場合には、鏡板との取付部の下端と炉筒との間にブリージングスペースを設ける。
  • (5)管板には、煙管のころ広げに要する厚さを確保するため、一般に平管板が用いられる。

[解答]

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問06

ボイラーの水面測定装置について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)貫流ボイラーを除く蒸気ボイラーには、原則として2個以上のガラス水面計を見やすい位置に取り付ける。
  • (2)ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面より上方になるように取り付ける。
  • (3)ガラス水面計は、ボイラー本体又は蒸気ドラムに直接取り付けるか、又は水柱管を設けこれに取り付ける。
  • (4)丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラーなどに用いられる。
  • (5)平形反射式水面計は、ガラスの前面から見ると水部は黒色に見え、蒸気部は白色に光って見える。

[解答]

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問07

ボイラーにエコノマイザを設置した場合の得失として、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)通風抵抗が多少増加する。
  • (2)炉内伝熱管の熱吸収量が多くなる。
  • (3)ボイラーへの給水温度が上昇する。
  • (4)ボイラー効率が上昇する。
  • (5)燃料の性状によって低温腐食を起こすことがある。

[解答]

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問08

ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根を有するもので、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。
  • (2)渦流ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、大容量のボイラーに用いられる。
  • (3)インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するもので、給水ポンプの予備給水用として使用される。
  • (4)ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設ける。
  • (5)給水内管は、一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付ける。

[解答]

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問09

ボイラーの圧力制御機器について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)比例式蒸気圧力調節器は、一般にコントロールモータとの組合せにより、比例動作によって蒸気圧力の調節を行う。
  • (2)比例式蒸気圧力調節器では、動作すき間の設定を行う。
  • (3)オンオフ式蒸気圧力調節器(電気式)は、水を入れたサイホン管を用いてボイラーに取り付ける。
  • (4)蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した場合に、直ちに燃料の供給を遮断するものである。
  • (5)蒸気圧力制限器には、一般にオンオフ式圧力調節器が用いられている。

[解答]

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問10

ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1)シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御である。
  • (2)オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • (3)比例動作による制御は、偏差の大きさに比例して操作量を増減するように動作し制御を行う。
  • (4)ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼、燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • (5)微分動作による制御は、制御偏差量に比例した速度で操作量を増減するように動作し制御を行う。

[解答]

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