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[二級ボイラー技士]-[構造]-[平成30後期] 実施問題

安全衛生技術試験協会から公表されている「二級ボイラー技士」の問題を掲載しています。
ここでは、平成30年後期に実施された問題から、〔ボイラーの構造に関する知識〕の問題(問1~問10)を掲載しています。

平成30年後期 問01

熱及び蒸気について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) 水の温度は、沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまで一定である。
  • (2) 乾き飽和蒸気は、乾き度が1の飽和蒸気である。
  • (3) 飽和蒸気の比エンタルピは、飽和水の比エンタルピに蒸発熱を加えた値である。
  • (4) 飽和蒸気の比体積は、圧力が高くなるほど大きくなる。
  • (5) 過熱蒸気の温度と、同じ圧力の飽和蒸気の温度との差を過熱度という。

[解答]

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平成30年後期 問02

ボイラーに空気予熱器を設置した場合の利点として、正しいものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) ボイラーへの給水温度が上昇する。
  • (2) 乾き度の高い飽和蒸気を得ることができる。
  • (3) 通風抵抗が増加する。
  • (4) 燃焼用空気温度が上昇し、水分の多い低品位燃料の燃焼に有効である。
  • (5) 窒素酸化物の発生を抑えられる。

[解答]

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平成30年後期 問03

炉筒煙管ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) 加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めたものがある。
  • (2) 水管ボイラーに比べ、蒸気使用量の変動による圧力変動が小さい。
  • (3) 外だき式ボイラーで、一般に、径の大きい波形炉筒と煙管群を組み合わせてできている。
  • (4) 戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めたものがある。
  • (5) 煙管には、伝熱効果の高いスパイラル管を使用しているものが多い。

[解答]

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平成30年後期 問04

ボイラー各部の構造及び強さについて、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) 胴板には、内部の圧力によって引張応力が生じる。
  • (2) 胴板に生じる応力に対して、胴の周継手の強さは、長手継手の強さの2倍以上必要である。
  • (3) だ円形のマンホールを胴に設ける場合には、短径部を胴の軸方向に配置する。
  • (4) 平鏡板で、大径のものや圧力の高いものは、内部の圧力によって生じる曲げ応力に対し、ステーによる補強が必要である。
  • (5) 管板には、煙管のころ広げに要する厚さを確保するため、一般に平管板が用いられる。

[解答]

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平成30年後期 問05

ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • (2) ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • (3) 比例動作による制御は、オフセットが現れた場合にオフセットがなくなるように動作する制御である。
  • (4) 積分動作による制御は、偏差の時間積分値に比例して操作量を増減するように動作する制御である。
  • (5) 微分動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作する制御である。

[解答]

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平成30年後期 問06

ボイラーに使用するブルドン管圧力計について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) ブルドン管は、断面が真円形の管を円弧状に曲げ、その一端を固定し他端を閉じたものである。
  • (2) 圧力計は、ブルドン管に圧力が加わり管の円弧が広がると、歯付扇形片が動いて小歯車が回転し、指針が圧力を示す。
  • (3) 圧力計と胴又は蒸気ドラムとの間に水を入れたサイホン管などを取り付け、蒸気がブルドン管に直接入らないようにする。
  • (4) 圧力計は、原則として、胴又は蒸気ドラムの一番高い位置に取り付ける。
  • (5) 圧力計のコックは、ハンドルが管軸と同一方向になったときに開くように取り付ける。

[解答]

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平成30年後期 問07

ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられる。
  • (2) 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、低圧のボイラーに用いられる。
  • (3) インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するものである。
  • (4) 給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水弁を取り付ける。
  • (5) 給水弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられる。

[解答]

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平成30年後期 問08

ボイラーの送気系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) 主蒸気弁に用いられる仕切弁は、蒸気が弁本体の内部で直線状に流れるため抵抗が小さい。
  • (2) 減圧弁は、発生蒸気の圧力と使用箇所での蒸気圧力の差が大きいとき又は使用箇所での蒸気圧力を一定に保つときに設ける。
  • (3) 沸水防止管は、大径のパイプの上面の多数の穴から蒸気を取り入れ、蒸気流の方向を変えることによって水滴を分離するものである。
  • (4) バケット式蒸気トラップは、蒸気とドレンの温度差を利用するもので、作動が迅速かつ確実で、信頼性が高い。
  • (5) 長い主蒸気管の配置に当たっては、温度の変化による伸縮に対応するため、湾曲形、ベローズ形、すべり形などの伸縮継手を設ける。

[解答]

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平成30年後期 問09

鋳鉄製蒸気ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) 各セクションは、蒸気部連絡口及び水部連絡口の穴の部分にニップルをはめて結合し、外部のボルトで締め付けて組み立てられている。
  • (2) 蒸気暖房返り管の取付けには、ハートフォード式連結法が用いられている。
  • (3) 暖房用ボイラーでは、給水管は、ボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。
  • (4) 鋼製ボイラーに比べ、強度は弱いが腐食には強い。
  • (5) 加圧燃焼方式を採用して、ボイラー効率を高めたものがある。

[解答]

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平成30年後期 問10

ボイラーの自動制御における制御量とそれに対する操作量との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

[選択肢]

  • (1) 制御量=蒸気温度   操作量=過熱低減器の注水量又は伝熱量
  • (2) 制御量=蒸気圧力   操作量=蒸気流量
  • (3) 制御量=ボイラー水位 操作量=給水量
  • (4) 制御量=炉内圧力   操作量=排出ガス量
  • (5) 制御量=空燃比    操作量=燃料量及び燃焼用空気量

[解答]

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